呪学園ー呪われた学園ー

作者るりんごちゃん

ある日、ある中学校で殺人事件がおこった。

被害者は吹奏楽部の顧問<中田先生>だった。



それから先生の呪いが始まった。

『きゃぁ!!!!!だっ・・・誰?!?!?誰なの?!?!きゃ~~~~~!!』


ぐさっ!!ぐしゃ!!!ぶしゃ!!!!


『♪♪ふふっ・・・あははははは・・!!!!!!!』


夜の校舎に不気味な笑い声が響き渡った。




「おっはよぉ~~~☆明里ちゃん!!!

・・・て皆どぉしたのぉ????」


「あっ!!ちさ!!!!それがね・・・・・」


「えっ・・・中田が?!うそ!!!!」


先輩の声が聞こえた


「おはようございます。?あの・・・先輩???」


「あっ、おはよぉ(^^;

実はね・・・「明里ちゃん!!!!」」


「ごっごめん・・・何でもないから気にしないでね???」


明らかに様子が変だった。


顔色も良くない。


「大丈夫ですか???顔色悪いですよ?」


「大丈夫だよ。基礎合奏頑張ってね!!!」


「はい!!!」


やっぱり変だ。


何かを隠してる。


本能的にそう感じた。


でも聞かれたくないなら無理に聞き出しても答えてもらえないだろう。


そうしたら後ろから囁くような小さい声が聞こえてきた。


何かな??と思い耳を澄まして聞いた。


私は血が引くとはこの事かな、と思った。


しばらく動くことができなかった。


内容は、


『あのさ・・・先・・が刺され・・・・・・たって。』


所々しか聞き取れなかったが 恐らく


『先生が刺されて死んだ。』


私にはこう聞こえた。


「・・・ちゃん?瑠璃ちゃん!!!」


後ろをみると先輩が不思議そうな顔でこっちをみている。


「なっ・・・何でもありません!すみませんでした。」


「そう??ならいいけど・・・顔色良くないよ??」


「はい!!!!!大丈夫です!!」


「そ?じゃ、頑張ってね。」


「は・・・はい!ありがとうございます。」


先輩はにっこりと笑って去っていった。


私は基礎合奏に戻った。


「はあ・・・どうしたのぉ???」


呟いた。


「ん??何が??」


「何でもありません!」


「ふぅ~~ん??それより話があるんだけど・・・いい?」


「いいですよ。」


嫌な予感がした。


『中田先生、刺されて死んだって。』


私の耳元で囁いた。




それから、先生の呪いが始まった。