日下奈緒

ドキドキする展開
ミステリー好きの記者が、見知らぬ男に呼び出され、有名作家の家へと招待される

その見知らぬ男、探偵(?)らしいのですが、ボサボサの頭に、足にはトイレのサンダルと一風変わった様

招待された家は、有名作家の遺作にちなんだ名前が付けられ、何か起こりそうな予感…

冒頭の数ページで、これは面白そうと思いました

ドキドキして、次のページをめくるのが楽しみでした

たっちょんぱさんの作品は、何作か読んだことがあるのですが、出てくる探偵さんは割と普通だったのに、今回の八神さんは、ちょっと変わっていて、それも面白いものでした

とにかく衝撃的だったのは、仕掛けを使ったトリック

ええ!? そうだったの?と全く思いもつかないトリックで、それはやられた!と思いました

相手の何気ない一言から、犯人を導き出すところも、「そうだったのか!」と納得

最後の最後まで、唸りっぱなしの作品でした