夢宮絢霧

忘れていた気持ち
長いお話、本当におつかれさまでした。
実話を書くことは相当苦しい作業だったと思います。

お話ですが、すべてはあとがきに集約されているように感じました。
記憶を思い出として風化させないために書く。
それはとてつもないリアリティでした。
もう小学校なんてはるか昔に卒業した、しかも男の自分ですら共感できるということは、
それだけキャラが生きている証拠だと思います。
逆に言うととても良い(良くも悪くもかもしれませんが)仲間に恵まれていたんだと思います。

とても良い小説でした。
まだ続いている繰美さんたちの人生。
ぜひまた拝見させていただきたいと思います。