首切りうさぎのおはなし。(短編)

作者夜想曲

童話のような、絵本のような。タイトルの通り主人公は、病的なまでに他人の頭と体をお別れさせるのが大好きなうさぎさん。読後にくる悲哀と虚無が、何ともいえない作品です

 むかしむかし、あるとき、あるところ。

 その国には、『首切りうさぎ』という名のうさぎさんが住んでいました――。


童話のような文体で綴られた、狂気と欲望と放逸のままに生きる一羽のうさぎの物語。



(※好き嫌いの分かれるお話だと思います。グロいのが苦手な方、命を粗末にするなんて許せない!という方は、(軽々しく色んな人が死んでいきますので……;)直ちにここから引き返していただくか、或いはそのあたりに目をつむって先に進んで頂くか、どちらかをお選び頂きたいと思います。(でも、本文に出てくる残酷描写は、一番グロいのでもせいぜい『血に濡れた頭と体が、きれいに分かれてころがって~~』ぐらいなので、ほとんどの方は大丈夫かと存じ上げますが…)それでは、以上を踏まえて大丈夫だという方のみ、この先をお楽しみくださいませ)