「澪、手つなごうか」
「え、いや結構です」
「今日も澪、可愛いね。でも、さ―――‥‥」
「(今度はなんだろうか)」
「スカートの裾、もう一つ長くしようね」
「(でた)」
「あと、さ。ポニーテールは俺の前だけにして?」
「な、なんで‥‥ですか」
「澪のうなじで80%の男が、ヤられちゃうから」
「‥‥‥そ、そんな訳」
「しよう、ね?」
パーフェクトヒューマンな彼は、
何故か今日も私に付き纏う――――。
『そんな貴方に、二度目の恋を。』より
三ツ谷慎太郎と穴吹七瀬の子供の物語―――‥‥‥
((上記の作品とは全く別物ですので『二度恋』を読んでいなくても勿論お楽しみ頂けます))