自分にはないモノをもって


光輝くから



…恋い、焦がれるんだ







将来の夢は

《日本代表選手になって活躍する事》


そう、小さい頃に掲げた夢がある

それからはずっとその夢を実現する為努力し続けてきた


高島 聡 18歳

高校三年生



けど、ある事故で左足の筋を深く傷つけてしまって二度と…ピッチを自由に駆ける事が出来なくなってしまった



だが、その入院先で一つの出逢いが聡の運命を大きく変えることとなる――‐




「バッッッカじゃないの?!!」


「……はあああ!!!?」




特殊な出逢い方をした二人だが、段々と接していく内に互いを意識し合うようになる



「ごめん…こんなつもりじゃ

なかったんだけどな…」




けれど…

この先に待ち受ける哀しい結末をまだ誰も知らない―――…



「俺は、…ぜってー諦めねえからな」