MEMORY~A Promise with them ~

作者桜月梨音

 




「今まで傷つけてごめん…」



 何が悪くて、何が正しいのかなんて

   いくら考えても解らなかった



「変わろうとしたよ でもダメだった…」



子供と大人の狭間にいる僕らは間違いを犯さずにはいられない



「変わりたくなんかない!

ずっとずっと変わらないままがいい!!!!」



       忘れないで



「俺ってダメだな…成長してねえや」



   子供なんだから まだ若いから

  そんな言葉で僕らを区切らないで



「お願いだから…そんな最後みたいな言い方しないで…」




いくつ道筋(みち)を間違えても僕は…僕らは仲間がいるから何度だって立ち上がれる




「もう一度…あの頃に戻って伝えたい…」



       忘れないよ


君達と歩んだ道は 〝約束〟と共にいつまでも〝想い出〟の中にある――