砂のように、花のように【完】

作者月咲りおな

「いつか君も、そんな風に自分を繋いでいけよ」そう伝えてくれたあなたに、また会えますか?

「変わらないものなんてないよ。


 砂だって、最初は大きな岩だったんだ。


 花だって、いつかは枯れる。


 けれど、種を残す。


 虫の力を借りて、自分の遺伝子を残し、次の世代へ繋げていく」







そう教えてくれたあなたに


わたしは会えますか?


「いつか君も、そんな風に自分を繋いでいけよ」