流星少女ナッキー(原案協力:明瀬礼洋)

作者秋月げん

宇宙難民の少女が宇宙馬賊を経て、故郷の仇を追って旅立ち、やがて宇宙最強の戦士となるまでの物語。

アナトリア太陽系の第4惑星トルクム。

物語は、U.P.E.の軍用輸送円盤・通称「クロワーシ」が、トルクムの民兵集団「アラヘンデ」の放った対円盤ロケット砲に撃ち落されたことから始まる。

 落ちたクロワーシに生存者がいることを確認した銀河連合平和維持軍は、トルクムに5万人の兵士を投入し、救出作戦を展開した。

 アラヘンデの民兵だったナッキーの兄ダン・イェーガーは、応戦にでたところを連合軍兵士のRPGを体に直接当てられ爆死。銃を握ったまま吹き飛んだ息子の腕を拾い上げた母ミッチーも、その銃身に手を触れたとたん「攻撃の意思あり」と判断され射殺された。

 連合軍は自軍戦力わずか10数人の犠牲で、トルクム人を10万人近くも、まさに虐殺し、救出作戦を完了、更に数日後、遂にU.P.E.はトルクムに対し、恒星間弾道弾によるミサイル攻撃を開始、ついにトルクムは爆発、四散、消滅した。

 ナッキー・イェーガー10歳のときだった。


それから5年後・・・