元・暴走族総長の甲斐田 勇樹の両親は、彼が産まれてすぐに離婚。父親の顔すらみたこともなく、水商売の母親だけに育てられてきた。暴走族引退後、まともな職もなく、毎晩友人と街で遊びまわっていた。そんなある満月の晩、かれはたまたまであった中年男性にこう告げられる。
「お前だけがあの男を殺ることができる。」
と言って一枚のメモを渡された。そこには、ある電話番号が書いてあった。