「真理ー
聞いてー
今週さ、H中学の文化祭
だってー
お願い
一緒行ってー?」
興奮した表情で
有里恵は真理を誘う。
無理もなかった。
中高一貫で
イケメンが多くて有名な
男子校だったから
飢えてる有里恵には
最高のタイミングだった。
「いーよー
でもその替わり
期待はずれだったら
夜ご飯おごりねー」
「やったー!!!
じゃあ日曜空けといてね
約束だよー♪」
真理と行く約束が
出来た有里恵は
嬉しそうに教室に戻って
いった。