ふわりふわり

風が髪をさらってそよぐ



ひらりひらり

思い出がはらはらと舞い落ちる



かちりかちり

時は確実に進んでいるのにあたしは

まだあの時にとらわれて

あたしの中の時計は止まったまま





「お前を誰よりも一番愛してた」




その言葉が今でも足枷になって

あたしはまだ夢を見る










※このお話は実話をところどころ織り込んだフィクションです。尚、喫煙・飲酒の場面がありますが未成年の喫煙・飲酒は法律で禁止されています。決して喫煙・飲酒を助長するものではありません。