ある森の、
ある大きな太い木の下に、
人がいました。
真っ赤な服と
帽子を被った
小さな
子供の女の子がそこにいました。
肩には大きな四角い
革製のカバンがかけられていました。
その隣には
少女の体より遥かに大きな
鳥が立っていました。
今日も彼女は『手紙』を届けます。
あなたに笑顔と幸福をもたらしに―――。