木枯らしが吹く夜に。

作者夏木 奈緒

親友を暴走族に奪われた樹は、復讐のために県内1の不良校に転校した。そこで出会った暴走族”秋哀”。仲間という存在を知った樹は、これからどうする。



















「お前は自分の幸せを考えたことがあるか?」












寂しそうに私になげかけた彼の髪を、

秋の冷たい風がゆらしていった。