あたし、桜木 月の前に現れた一人の男の子と一匹の犬。
こいつらの雰囲気は似すぎていました。







あたしの前に現れた

1人の男の子と1匹の犬




「あ、あの…ありがとう」

「………別に」



「君も、この場所が好きなの?」

「………ワン」



「…話聞いてる?」

「うるさい」




「聞いてよ!ポンタ、」

「…ヴー…」




雰囲気が

似すぎている奴らでした。




「柊君って話しやすいよね」

「………はぁ」



「ポンタには、…なんでも話せちゃうな」

「………バフッ」









「ポンタ…あたし、柊君が好き」