愛の華 [完]

作者智那美

母と娘の絆の物語。

「こんな宝物、

一生手に入らない。」



そう、あなたは言った。


その一言が私は以外で、でも本当にうれしかった。









母は、私の知らない母は辛い恋をした。


その結果、私は生まれた。



だけど私は声も知らない人を母とは呼べなかった。