三年前のある日、僕は女の子と何度もぶつかりそうになる。年は僕と同じか少し下か…
『じゃあ、僕こっち行くし君はあっちな?』
『はい!』
笑顔が眩しいくらい綺麗で…
けどまたぶつかりそうになって
『あー…じゃあ、僕右行くし、君は左な?』
『あの、貴方からして右ですか?僕からして右ですか?』
困った顔はあどけなくて…
『んー?…じゃあ、君からして右行くし君は左行ってな?』
『はい!』
金色の輝く髪を揺らして僕の左側を通り抜けて行った…
それからー……
三年くらいの時が経って、
僕は高校生になって生徒会長を努めた。