あの空に消え行くまで

作者奈那

ねえ、貴方は今笑ってる?


ごめんね。

たくさん傷つけて


ありがとう。

側に居てくれて



貴方が逢いたい

と言うのなら

すぐに行く

走って行くよ

だから待ってて。


貴方が望むなら

私は生きていける








「名前」


『え?』


「あんたの名前」


『七海…西野七海』


「似てるね、名前

俺は拓海、杉本拓海」



「俺の側にいない?」




これがあいつとの最初の会話

貴方に逢えたことに

後悔はないから