「好きです付き合ってください!」
元々面食いではなかった千歳(ちとせ)は、クラスの端で生きる地味ヲタ系眼鏡男子な健司(けんじ)に恋をしていた。
芽生え始めは高校入学時…かれこれ2年間目で追い続けていたのだが、受験生になる前の春休みに千歳は勇気を振り絞って告白してみたのだ。
しかし彼の口から出たのは返事ではなく予想外の質問だった。
「…付き合ってる間はご主人様に絶対服従、聞ける?」