海猫-umineko-

作者マナ

『ありがとうございますぅ』

媚を売る親衛隊隊長の一人の少女。

そんな彼女は1つの闇を抱えていた。

誰も信じきることのできない、人間不信となることとなったとある出来事。


『嬉しい~!会長様ありがとうございますぅ』

なぜ彼女はそれほどまでに演技をするのか?

それはきっと関わりたくなかったからだ。


『きゃーっ!会長様今日も格好いいですぅ』

本当は望んでいたからなのかもしれない。

手を差し伸べられることを。

温かい生活をすることを。

そして、誰かに気づいてもらうことを。


海猫-umineko-