シロツメクサには、『約束』『思い出して』『感化』『私のものになって』そして、四つ葉のクローバーには『幸運』という意味がある。
幼い日のマナト(愛斗)はココネ(心音)とある約束を果たせないままでいた。
そしてマナトは引越していった。
ココネは、氷上釣りに家族と来ていた。はしゃぐ弟は、どこまでも勢い良く滑っていく。すると突然、氷が薄いところで裂けてしまった。冷たい川に落ちる弟。ココネは、弟を助けるために川へ飛び込んだ。
なんとか弟を助け出したが、自分は力尽きて川底へ沈んでいった。
近くの釣り人によって助け出されたが、低酸素症と低体温症によって意識不明におちいってしまう。
マナトは祖母の見舞いで大学病院へ来ていた。
紅葉が美しく見とれていると、車椅子に押されている眠れる少女にぶつかった。
これが、マナトとココネの再会だった。
昏睡状態から目覚めるも、家族以外の記憶はなくしていたのだった。