「夢は届かないところにあるから輝きを放つ、そう、満天に輝く星空のように」
夢も希望も色褪せ始めた時代、夜空を彩る星々に見せられた少年がいた。
しかし、彼もまた夢を見失い挫折した。
頭にいつも浮かぶ言葉が彼の言葉を支配していた。
寝ても覚めても夢に立ち尽くす自分に問い掛ける。
「本当に夢は届かないものか?」
手を伸ばしても届くことのない星を睨む日々が続いた。