王子様の憂鬱

作者百々奈

俺は、そんな幼馴染に、一度だって勝てたためしがない。







俺は、







一度だって






この親友に





勝ったためしがない。













その青空のような


深海のような瞳は




どこまでも透き通っていた。










「助けてくれなくていい。」






ちょっぴり強気で、




「優しくなんかないわ。」





ちょっぴり素直じゃない。










そんな可愛いお姫様。



































この子はダレの??
















この作品は『SEASHORE』と平行した作品です。