『壊していいよ──…』彼女がそう言った世界は壊れていった。







『壊していいよ──…』



そう言った彼女は


どこまでも、優しくて


どこまでも、悲しい。




ただ、ひたすら


愛しいひとだった





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不思議な片想いたちのお話