冬葉マサヤ
これは!
自分が書いた短編小説は、この作品を読む前でした。
でも、共通するいくつかの言葉。
いつくかの事柄。
同じような題材をとっているのに、ここまで違う世界を完璧に織り成すその美しき完成世界。
リュートが登場したシーンから最後まで。
一つの世界観は完全にそこに在りました。美しい背景描写だけでなく、ストーリー性に富んでいて、読んだあとに清涼感さえ感じます。
そう、読んでよかった!
そんな感動が30Pばかりの作品につまっています。
孤独も、夜も、死も全ては生きているという一つの自然現象の果てに、分かり合えるのでしょう。
本編なしで、この短編のみで十分楽しめる作品でした。読ませていただきありがとうございました。
新しい世界がまた、自分の中に生まれそうです。