いま、俺は胸をはって
誇れるものを示せる人間になっただろうか
2010.08.01 公開
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- 最終更新日
- 2010/08/01
- 作品公開日
- 2010/08/01
- ページ数
- 完結 31ページ
- 文字数
- 12,369文字
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作品コメント
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- ミヒロ
本格的ファンタジー どんなお話だろうと、胸をワクワクさせて読み始めました。 作者様の作品ははじめて読ませていただくので、まずは短編から……と まず、すぐにその完成された世界観に虜になりました!!とても丁寧で繊細な表現力と巧みな文章力に、その世界のイメージがすんなりと浮かびます。 本当に素晴らしい。とても30ページの短編を読み終えた満足感とは思えません。 またリュートとリュヒトのやり取りの中で、彼等の使命なども深く探れて……とても魅力的でした。 リュートは、その明るさで旅を続けて リュヒトは、その静かな世界で虚無と向き合う だけど二人が出会ったことで、きっと何かが変わったとおもいました。 世界樹や魔法のことをもっと知りたくなりました、是非本編も読んでみたいです。 素敵な作品です、是非皆様にオススメしたいです!
- 栗栖ひよ子
トールキンのような、緻密だけど素朴な世界観 31ページという短編ながらも、内容がとても濃く、長編小説を読んだほどの充実感が味わえました! 文章は丁寧で繊細、作者のサチ様の豊富な語彙力、巧みな文章力が、余すことなく駆使されています。 世界樹、魔法、魔女、精霊、時計塔……。 ファンタジー好きにはたまらない要素がたくさん詰め込まれ、それぞれが見事に調和して、独自の世界観を作り上げています。 まるで、トールキンのファンタジーのような、海外の童話のような雰囲気。 図書館で見つけた、ハードカバーの素敵な洋書を、どきどきしながら読み進めている気分でした。 主人公・リュートの朗らかさと、謎の少年のミステリアスな雰囲気の対比が素晴らしかったです。 場所は塔から動いていないのに、こんなにワクワク、どきどきするファンタジー気分が味わえるなんて……。感嘆の一言です。 本編の番外編的な作品ということですが、この作品だけでも楽しめます。 でもきっと、伏線が気になって、本編を読み進めてしまうはず。 大人の方にもお勧めな、上質なファンタジー作品です。
- Μёёиа
綺麗 短いページ数のなかで、余韻を残す深い物語。 とても素敵な作品でした。 謎の少年との出会いから、彼との別れ。 その短い時間の間に、無感情だった彼の心に触れ、戸惑う主人公。 それぞれの揺れる心を細やかに表現されてあります。 文章自体もとてもきれいです。 語彙がとても豊富なので、普段あまり文章に触れない方にとっては、辞書がいる場面があるかもしれませんね(笑) 独特の雰囲気を出している要因だとも思いますが、難しい印象も受けると思います。 また、読み終わってから知ったのですがスピンオフ作品ということなので、本編の方も気になるところです。