時田 海人 十八歳。高三。
いくつもの会社を持つ、お金持ちであり、地元では大きな力を持つ「時田家」の一人息子。
彼女もホテルや病院なども持つ「相澤家」の娘である夏美。
彼には、忘れられない女性がいる。
今は人の妻である、柊(旧姓 大河内)静波。
記憶の底に閉じ込められた想い…
自ら封じ込めた想い…
再び動き始める周囲の人々の想い…
そして、また、夏が巡る……。