天使と小悪魔

作者セイギ

 私は20歳。昼は病院で看護士をしている。夜はスナックでアルバイト。昼は白衣の天使なんて言われているが、夜は助平なおじさん達を誘惑する小悪魔。世の中奇麗事では生きていけない。そんな私が30歳も年上のおじさんに恋をした。一番嫌いな親父と同じ年のおじさんに。親父と母親は私が12歳の時に離婚した。親父の浮気が原因であったが、母も浮気をしていたのを私は知っている。その時から私の心はグレタがちゃんと学校には言って、看護士の資格も習得した。世間の甘えん坊チャンの非行少女とは私は違う。親父と生活して、世の中のスケベなおじさんを翻弄することを生きがいにかわいっ子ぶって今日もお店に出勤。おじさんをだますのは最高に幸せ。だけどだまされているのを感づきながら付き合ってくれる馬鹿なおじさんが一人いる。私は次第に彼に恋するようになってしまった。