私は何か満たされない…もどかしいキモチを抱え、つまらない毎日を過ごしていた。
そして今日もまたそんな一日が始まる。
バン!!
「何時だと思ってんの槙~バイト遅れるわよ!」
突然勢いよく開けられる扉の音と耳障りな高い声に起こされる。毎日の事で多少なれているが正直朝からテンションが下がりまくる。その前にノックぐらいしてくれ…
「聞いてるの槙っ!?」
「分かってる」
今年でハタチになる私、羽山槙は高校を卒業後バイトを点々とし、今は友達の紹介で服のショップで働いている。