まゆこ

いつかどこかで
読んでいて心地よい文章でした。

特に奇抜な事件が起こるわけではなく、どこかであるようなお話ですが…
リアルさ、現実にあってもおかしくないそのリアルさが、読み手に迫って来ます。

誰も思い付かないような斬新な設定をすれば、個性的な小説になるわけではありません。
少し失礼な言い方ですが、話としては地味です、ただ、筆者様が伝えたい何かが伝わって来て、結果的に個性的な小説となっています。

たまに改行のタイミングに違和感を感じましたが、すぐ直せる範囲内です。

人物描写が甘いようです、イメージできる人物とできない人物がいました。

後は、強烈に人を引き付ける何か、自分の小説はここが他より優れている、という確たるもの、それを見付けたら最後の☆がつきます。

何でも構いません。
表現力、登場人物の個性、ストーリー展開、等、何か一つでいいので、自分だけの特性を。
小説を読み返したら発見できるでしょう。

次回作に期待します。