作品コメント
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- 小泉秋歩
妖精王候補たちに降りかかった災厄とは?
妖精王の崩御に伴い、次期妖精王の座を巡って、2人の有力な妖精が激しく対立していた。
片や、妖精騎士団長にして勇猛果敢、猪突猛進型の男、クーシー。
もう一方は、最高位の神官にして妖艶美麗、陰謀策略に長けた女、ディーネ。
そこで妖精界の長老は、妖精王の裁定を、ある人間――平凡で気弱な男子高校生、霧島直江――に委ねた。
人間界に飛んだ2人の妖精は、直江の望み――憧れの美少女、瀬川克美と恋人同士になること――を叶えることで、妖精王に選ばれようとする。
だが、瀬川克美は周囲に災厄をもたらすという「ディアドラ」だったのだ!
ライトなコメディファンタジー。
現代の日本に「妖精」という非日常的な存在を持ち込むのはファンタジーでは王道の展開ですが、この作品では、その妖精すら圧倒するような存在を「人間」側に持ってきたところが面白いです。
キャラクターが揃って個性的で、アクションシーンも鮮やか。ラブコメ要素もあって楽しいです。
欲を言えば、個性の強いキャラクターに埋もれて、肝心の直江が今ひとつ目立たなかったような。なので、ラストがちょっと都合良すぎるような印象を受けました。 - マサル
面白かった
個性的なキャラと、しっかりとした文章力、本人達は至って真剣なのに、どこか可笑しいストーリー。面白かったです。白熱した戦闘シーンを現代で表したのはびっくりです。長老の企みは作戦会議の時に分かってしまいましたが、最後まで楽しめました。裁定人の願いは、他の事でも良かったのでは無いか、と彼らが思わなかったとは思いましたが。良い作品でした。 - テンコ
完結お疲れさまでした!
面白かったです!
次代の妖精王に選ばれるため、人間界の裁定人の元へと降りたった妖精ドルイドのディーネと妖精騎士クーシー。
映像的な文章と読みやすさで、頭の中ではディーネとクーシーが自由に動き回り、一気にラストまで読めました。
へたれ気味な(失礼)裁定人直江や、勝ち気で可愛らしいディーネと男気溢れるクーシーのその後も気になるところですが…、
次回作楽しみにしてます(≧▽≦)