時は戦国…蓮華の華を髪に挿し、国を旅する者が御座いました…これは彼の道筋の記された文に御座います…

時は戦国。

 『覇王』織田信長公を筆頭に各国武将が天を取ろうと蠢く中。

 一人の旅人はゆらりゆらり,またゆらりと各地を旅していた。

    ・・・・・

 後には何も残さず,風の様に旅する男の名を誰も知らない。

 ただ,欠かさず持っている蓮華の花から皆からそう呼ばれるだけ。

 「蓮華」と………


 *This story is fiction.*