玲ちゃん、君と会ってしまったから。

あの深い孤独が帰って来るかもしれないって、怖かった。


でもね、玲ちゃん。

僕は君に会えて嬉しかったんだ。


街中でボロボロの雑巾みたいになってた僕を見つけて、お医者さんに見せてくれて。

あの時に玲ちゃんが励ましてくれなかったらきっと僕は、僕の母さんみたいに天国に行ってたのかもしれないね。


そう考えると君のおかげで僕は生きていられた。

君のおかげで名前ができた。

君のおかげで……。


―この名前のとうり僕が平和を君に作ってあげる―