泡沫の恋

作者



春。




凍りついた寒さの中に


だんだんと暖かみがさしてくる。






街を歩けば、何もかも


新しいもので溢れてて




行き交う人達の顔も


不思議と晴れやかだ









小さい頃から思ってた。


どうして春は、こんなにも…











――――ねぇ、春…



――――――私は笑えてるよ。