ここには全ての生き物が平和と呼び、求めるものがあると言われている。
この世界にいる生き物のほとんどは何も変わらない毎日を平和という言葉で誤魔化して生きている。
だがこの世界の生き物は平和とは何なのか?というような質問には決してこたえられない。
なぜなら本当の平和を知らないからだ。
そんな世界を皆は求めて守ってきたのかもしれない。
けれどもそんな世界に疑問をもつ青年があらわれた。
『なぁ、平和ってどこにあってどんなことなんだろう……?』
ここでは頭がおかしいと思われてもしかたがない発言だった。
このお話はこんな一言から始まりこの世界の常識を変えてしまう青年の冒険だ。
だがこの青年はまだ知らない……もちろんこの世界自身もだ。
平和の裏に隠された……闇を……。