私はとある高校に通う高校2年の桜川美依奈。


ごく普通の毎日を送っていた。

いつもの登下校の道。

いつもと同じように歩いていた。


その時。


キキーーーーーッ!


自転車の止まる音。

振り返ると自転車ごと倒れた、同い歳ぐらいの男子がいた。