実話。30歳の私と22歳のケイ。年の差をうめたのは「がん」という病気。私は今、生きている。生きて、そして「別れのとき」がきた。私は東京へ、ケイはNYへ、、、。
これは 私が30歳のときの実話。
NYを拠点にして、タップダンサーとして活動していた。
だが、突然の「がん」が、私を東京に引き戻した。
私が「がん」を乗り越える間、22歳のケイがずっとそばにいてくれた。
私が、その恐ろしい病気を乗り越えて、また踊りはじめる日まで、そばにいてくれた。
だが、今度はケイがNYへ旅立つ日がやってきた。
ケイと私。
ダンサーとダンサー。
がんとNY。