隔離病恋。

作者まる

精神病院に入院した。看護師に恋をした。
隔離病棟での生活を通して、命を燃やして突き進んだ痛すぎる恋の実話です。

あの時、あたしは19だった。




ねえ、あの時のあたしへ。

今なら言えるよ。



「だいじょうぶ。いつか癒える傷だから」と。




あなたは泣き叫びながら


「そんな簡単な想いじゃない」


そう訴えるだろうけれど――――






精神病院に入院して、看護師に恋をした。


キス。抱擁。でも永くは続かなかった。





『あたし』が躁鬱病に罹患して、最初の病院に入院してから一年後の話です。




ずーっと蓋をしたままの過去でしたが、これを機に客観的に理解したくて書きます。


隔離病棟の中。精神科でできた友達。恋愛を描いています。