鬼と恐れられる、初の女会長美南。ある約束のためにヤンキー校で生徒会長を務めるが、謎の美少年完璧男、浅木凛久に狂わされる日々。美南は約束を果たせるのか―――
「・・・・・チッ」
――――また男どもが騒いでやがる。
静かにするという単語を知らないのか。
「おい、平田。私はあいつ等を黙らせてくる」
「はいはい。・・・・会長として頑張るのはいいですけど、くれぐれも・・・・・“バレないで”くださいよ?」
・・・・・・。
「そんなこと・・・・わかりきっている」
知られるわけ、ない。
私の秘密など。