睡蓮は僕を見ない【短編】

作者高城萌恵

沢山のものに囲まれているのに、ひとりぼっちだったわたしを孤独じゃなくしてくれたのは、人じゃない純粋な君でした。

君は人間じゃない。


暖かくて、優しくて、まるで王子様みたいな人なのに、




人で無い。





「僕を見てくれてありがとう。僕に幸せをくれてありがとう。」



「人じゃなくても良かった。君だから好きなのに」





周りに沢山の人が居るのにひとりぼっちだったわたし。




死のうとしたわたしを救った君。






孤独感を忘れさせてくれた人は、もうここにはいない……



人間じゃない君と、孤独なわたしの切ない恋の物語。





公開完結

7月28日


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