手に入らないモノなら奪えばいいんだよ、たとえそれが誰のモノでも。それがわたしたちの始まりの声。好きな人には、好きな人がいましたー…。
「手に入らないならさ、奪えばいいんじゃない?」
そう言って彼は静かに
笑った。