リサイクルショップKOMADA

作者瞳子

一話完結タイプの短編集です。代々、続く質屋を営む爺ちゃんの体験して来た不思議な話。

俺の爺ちゃんは代々続く質屋の店主をしている。

最近になって「現代風にした方が受ける」と言う理由で店の名前も「質屋 駒田」から「リサイクルショップ KOMADA」

と変え店構えもモダンに改装された。


俺は幼い頃から目にした事のない骨董品や質入の品を見るのが楽しくてしょっちゅう、爺ちゃんの店に遊びに行っている。

その度に爺ちゃんはいつも「物」にまつわる不思議な話を俺に聞かせてくれる。

爺ちゃん曰く「長年、人間に使われると物にも魂が宿る物なんだよ」と言う事らしい。


爺ちゃんも、爺ちゃんで霊感が強いって言うのかな?

普通の人には感じる事、見る事の出来ない存在を認識する能力が人一倍あるらしく

爺ちゃんが幼い頃から不思議な体験をしていたらしい。