あなたは、今の日本を壊してしまいたいと思ったことがありませんか。住み慣れたこの都市を、思う存分破壊してまわりたいと。
毎日の鬱屈した生活も、もし怪獣が出てきて日本を壊滅してくれたらどんなに良いかと……。
この小説はそんな想いを物語りにしています。複数の登場人物の視点で、怪獣が本当に現れたらどうなるかを描きました。
この物語には、怪獣を倒すための特殊組織も、正義の味方の巨大ヒーローも登場しません。
あくまでも今の日本に怪獣が現れたら──そんな想いを小説にいたしました。想像力を羽ばたかせてお読みください。
フォーリン・ダウン──完成です。