詩で綴られる、淡い恋物語
1発目*あの人 2発目*気持ち 3発目*距離…

青春の気持ちは

ピストルの銃鉄とも似て

一つひとつが

胸に響く

「目 私の存在に 気付いてもらえて 目が合うようになった もう通りすがりの人じゃ ないんだ」p11

淡い期待

胸の高鳴り

甘酸っぱい青春の恋心が

短い言葉の端々に宿る

「あなたと私って 何だろう…過ぎた事にしないで 私はあなたの 未来の一部に なりたいのに」p19

小さな思い出が

風景となって

彼女の心に焼きついた

「夜を待ちきれない子供達が 打ち上げ花火 それは、きっと色んな色だったんだろう…だけど、今の夕暮れの薄紫色に染まって、全て紫色に見える」p20~21