「嘘つき……ッ」
「ごめんな…」
ずっと好きだった人に
フられてしまった由羅
涙を見られたくなかった由羅わ
いつもわ行かない
広い図書室の中を歩いていた
そこが不良の
溜まり場とわ知らずに――…
「い…ったぁ…ッ」
「ぶッ…大丈夫?」
「だっせ」
「だ…ッ!?」
思えばこれが
全ての始まりだった――…