倖菜

今の私は、
あの日から明後日で7ヶ月になります。
今の私、今の日本は。
あれだけ多くの方が亡くなり
多くの爪跡を残し、今も尚
被災地では耐え難い苦しみが
横たわっているのに。
緊急地震速報も節電の呼び掛けも
被災地復興熱でさえ
記憶に薄れつつあるということ。
自分がヘラヘラと笑って過ごしている隣で、苦しみに悶え、悲しみを堪えている人がいるかもしれないということ。
それがとても怖いのです。

どうして、福島の豊かな自然で育った野菜を非難することが出来るでしょう。
私が口を出すこと自体、烏滸がましいことだとは思っていますが、1日でも早く、日本中が手をとりあい被災した方々に温かい笑顔が戻りますよう、願わずにはいられません。

消せない記録。日本の歴史。
私たちは今からでも、この事実と向き合って、後の世を生きる人々に伝えていかなくてはならないと思うのです。

苦しかったね。どこまで書いていいか、たくさん葛藤があったよね。
ありがとう、ありがとう。

最後に、やっと泣けて良かったね。