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凌と合言葉と菜々病気で入院している凌とお見舞いに来る菜々。暴言ばかり吐いてるけれど本当は恐がっているような菜々。それを温かく包み込む凌。2人ともちょっとした事情を抱えていて、ある意味すごく似ている。物語は初めから切なさで溢れているのに、なんでか温かい、不思議な気持ちになります。決してハッピーエンドではないけれど、光は消えない。そんな優しさがあって読んでいて自然に泣けました。とても繊細で綺麗に透き通っていて、壊したくないからそっと扱いたくなるような文章でした。ありがとうございました。この小説に出会えてよかったです。