そして、花のごとく散れ。

作者くぬぎ

古部幸は心霊写真の男によって、過去の世界に連れ去られてしまう。そこで幸は「弟」のふりをする代わりに元の世界に戻る手立てを探してもらうことになり。




雨風に吹かれてなお、

咲き誇る

凛々しき花の如く、


幾たびも踏まれ、

折られても、

再び起き上がる草の如く、



そして、



そして、

風に舞う桜の花の如く、



潔く散れ―。








※この物語はフィクションです。

実際の人名・事件・団体等には一切関係ありません。