高校生にもなったのに、
筋金入りの箱入り娘である美津。
家庭内では息の詰まった生活に嫌気がさしていた。
失恋、
生きがいだった自分の夢も遠く離れてしまい、
一歩一歩、
自分の居場所を見つけようとするが、
どんどん深みにはまっていく。
次第に、美津の心はくすんでいく。
「どうしたら、心から幸せって思えるのか。
ただそれだけが知りたくて。」