不器用な僕たち-結成篇-

作者桜宮 颯

ある日、一人の男に出会った。「俺と一緒にてっぺん目指さないか?」その言葉は平凡に過ごしていた私を打ち崩すには十分な言葉だった。男装・レイアイ・コメディーて感じで



 「なぁ?俺と一緒にここのてっぺん目指さないか?」



 ある日、女の私が男

 と間違えられて誘わ

   れた言葉…。




 「俺と一緒に高校生活青春しようぜ?」




 その言葉に頷いてし

  まったのはやっ

    ぱし、


 この平凡な毎日に少

  し嫌気が指した

    から。







 そう。別に軽はずみ

   だったんだ。





 まさか、こんなに…

  大きくなっちま

   うなんて。




  高校一年の時

ある男と一緒に平凡を抜   け出して。


  高校二年の春

私はあまりにも、自分が非凡になりすぎて恐ろしくなって逃げ出した。





  不器用な僕たち 

   -結成篇-